今年の7月1日から白河虫歯研究会の会長に就任しました安藤です。
どうぞよろしくお願いいたします。
なお、従来から実施してきた白河虫歯研究会会員による休日調査(年末、年始、お盆も含む)は、継続します。
ごあいさつ
白河虫歯研究会は、白河市と西白河郡(矢吹町、西郷村、中島村、泉崎村)を管内として活動を行っています。
今年の活動内容の一端を以下にご紹介したいと存じます。
なお、白河虫歯研究会には、厳正な審査を受けた者が入会を許されています。
3月中旬から5月上旬まで、白河中央体育館を始めとした12ヶ所の避難所におきまして、歯ブラシや洗口剤などの口腔ケアグッズをお届けし、併せてお口の健康相談を受けました。
その後、1次避難所の縮小、2次避難所への移行が為されており、被災した皆様の生活環境も改善しつつある状況になってきています。
震災地における身元確認の協力
大震災では多くの皆様がお亡くなりになり、また行方不明となっています。
身元確認をする方法にはいくつかあり、顔そのものの特徴で判別出来たり、指紋やDNAでの鑑定が決め手になることも多いのですが、日にちが経つにつれて歯型からの身元確認がとても重要になっています。
被災地に災害お見舞い金
この大震災による被害はあまりにも大きすぎ、その復興の緒に就くことさえ出来ずにいる状況です。私たち白河虫歯研究会では、5月12日に、白河市、矢吹町、西郷村、中島村、泉崎村の各役所を訪れ励ましてきました。
明るい未来が見えますように。そう祈るばかりです。
白河市などの自治体や福島県県南保健所が主催する関連協議会などでは、白河虫歯研究会を通して出席要請があり、私たち会員が積極的に参加をして、専門家として様々な提言をしています。また、自治体での歯科講話も私たち会員が行っています。
保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校での歯科健診。管内にはたくさんの園と学校がありますが、私たち会員が子供さんたちのお口の健康を守り、育むために活動しています。
今年7月には、学校保健の充実のために開催されます小・中学校養護教諭の先生方を対象にした講習会に、講師派遣要請があり、白河虫歯研究会の会員が講演を致します。より良い講演となるように当該会員は準備を進めています。
より良い地域を創るために、私たち白河虫歯研究会は協力を惜しみません。
研修会・講習会を開催して研鑽
私たち白河虫歯研究会会員は、日頃より充実のために研鑽を積んでいます。
5月には、鶴見大学教授の小林先生を講師に招聘して、X線画像から見る良性腫瘍と悪性腫瘍の鑑別を学び、そして原発事故でタイムリーな話題である放射線について現状と今後についてご講義を頂きました。
白河虫歯研究会では、随時研修会・講習会を開催して、会員のレベルアップに努めています。
脳梗塞後遺症などによってご自宅を出ることの困難な皆様のために、白河虫歯研究会では、私たち会員がご自宅や施設に出向いて歯科を行う訪問歯科を積極的に出来る体制を福島県歯科師会と連携して取っています。
もちろん、あらゆる歯科を訪問先で行うには設備等の関係で不可能ではありますが、寝たきりの皆様が少しでも快適なお口の状態で毎日を過ごせますように訪問歯科の充実を目指しています。
お困りのことがございましたら、お気軽に会員までご連絡ください。
休日に当番制を行っています
今年度も白河虫歯研究会では休日に当番制を行います。
ホームページの歯科休日当番をクリックしますと、担当する機関が分かりますので、どうぞご活用ください。
来年の「歯っぴいフェアー」開催に向けて
白河虫歯研究会では、管内市町村と同教育委員会のご後援を頂き、毎年6月に「歯っぴいフェアー」を主催して参りました。
この「歯っぴいフェアー」は、
小・中学生のむし歯予防の図画・ポスターの展示、
講演、
お口の健康相談や口臭測定などのコーナー、
そして知らず知らずに歯科知識が豊富になるスタンプラリーなど、
楽しい企画がいっぱいだと、多くの皆様に支持を頂き、例年1,000人以上のご来場を得ておりました。
しかしながら本年は、この大震災の影響で準備期間が取れなくなり、やむなく開催を断念致しました。
来年こそは、この白河地方の復興の足音が聞こえる中で、皆様が笑顔で参加出来る「歯っぴいフェアー」を開催出来ますように、今から計画を練っております。
どうぞご期待ください。
以上、幾つかの活動をご紹介しましたが、これからも会員一同が力を合わせて、地域の皆様のお役に立てますように更なる努力を重ねて、活動を展開して参ります。
平成23年6月1日 記